第11回(2026年)審査結果&講評

コンクールでしか伸びないもの。フラメンコは人と競うものではないから、今いる場所から自分で一つ一つ進んでいくために、このコンクールを利用してほしい。いつもフアンが言うように、ここに参加したこと自体がそれぞれの賞でありますように!

 

優勝          13番 佐久間千秋    

Juan Polvillo賞      2 番 安田円 

Mercedes de Cordoba賞  7番 吉武萌 

Ursula Lopez賞      8番 高野舞子  

石川慶子賞          1番 亀島知佐(クラス)/6番 中谷美佳(グッズ)

観客賞                  番 中谷美佳 

 

→投票は締め切られましたが、視聴は4月末まで可能です。配信の申し込みはこちらから

 

 

≪JUAN POLVILLO講評≫

 1 亀島知佐 ソレア

足さばきが良い。回転も良く、コンパスもしっかりしている

腰と肩の使い方をさらに練習する必要がある

 

2 安田円 タラント

身体のポジションが良い。回転が良い。コンパスが安定している

足のニュアンスをさらに磨き、腰と肩の使い方を強化する必要がある

 

3 浅田麻衣子 アレグリアス

回転の精度を上げる必要がある。サパテアードをもっと鍛える必要がある

 

4 芳賀紀江

腕の使い方が良い。コンパスが良い

回転を改善する必要がある。踊りの中での表現をもっと出す必要がある

 

5 向井佳美

マントンの扱いが良い。バタ・デ・コーラも良い

足さばきをもっとクリアにする必要がある。ニュアンスをさらに深める必要がある

 

6 中谷美佳

コンパスが良い。表現・解釈が良い。とてもフラメンコらしさがある

足のニュアンスをさらに細かく出す必要がある

 

7 吉武萌

腕が良い。落ち着き(テンプレ)を持って踊れている。コンパスが良い

バタ・デ・コーラをさらに鍛える必要がある。サパテアードのニュアンスを深める必要がある

 

8 高野舞子

ポジションは良い。コンパスも良い

 全体的にニュアンスをさらに出す必要がある。回転はもっと力強さとバランスが必要

 

9 小林万希子

コンパスが良い

腰と肩をさらに使えるようにし、より表現力を高める必要がある

 

10 関口知世

バタ・デ・コーラは良い。アバニコの動きも良い

締め(シエレ)をもっと強くする必要がある。肩と腰を鍛える必要がある

サパテアードはクリアにする練習を。

 

11 横山和枝

コンパスは良い。

身体全体の使い方を強化する必要がある。肩と腰の使い方が課題。回転を鍛える必要がある

 

12 太田早紀

踊る姿勢(態度)は良い

 バタ・デ・コーラの力強さを向上させる必要がある。マントンのコントロールを改善する必要がある。足さばきをクリアにする必要がある

 

13 佐久間千秋

ポジションが良い。アバニコが良く、踊りに対する姿勢も良い。非常によくコントロールできている。回転も良い。コンパスも良い

足の踏み込み(地に足をつける感覚)をもう少し強化するとさらに良くなる

 

14 阪根麻琴

ブレリアは良い。

足さばきをさらにクリアにする必要がある。腰と肩をさらに使う必要がある

 

 

≪Mercedes de Cordoba講評≫

※ご多忙のため、まだ全員分ではありません。追って追加していきます。

 

もう一度見直しました。間違った判断をしたくなかったので、これで3回目です。

マキコ、モエ、チサ、ツブラ、それぞれに課題はあるけれど、自分が何をしているかは分かっている踊り手たちです。

 

特別賞について(モエ)

私の特別賞はモエ・ヨシタケに。

バタ・デ・コーラを選んだのは正直あまり合っていなかったと思う。彼女はバタのための踊りではないから。

でも、バタなしなら確実にもっと良く踊れるし、力もあるのは分かっている。選択を間違えることは誰にでもある。

それでも、彼女の踊り方(フォーム/スタイル)が好き。

だから私の賞はモエに。

 

ただし、バタはもっとしっかりしたものを使うべき。今のものは平面的すぎて、それで動きが混乱している。バタなしの方が良く踊れている。

もっと練習は必要だけど、惹かれる何かを持っている。

 

チサについて

チサはとても可能性がある。

ただ、彼女のキャラクターや踊りのスタイルに対して、ソレアが最も合っているパロだとは思わない。

とても繊細でエレガントだけど、ソレアに必要な“重さ(ペソ)”が少し足りない。

だからそう感じた。

 

マキコについて

マキコは、自分の能力以上のことをやろうとしない点が良い。コントロールされているのが分かる。

ただ、もう少し感情(エモーション)が必要。(緊張はマイナスに働いている)

でも、無理をしないという姿勢は踊りに対するリスペクトの一つの形で、そこは評価している。

 

ツブラについて

ツブラは上手に踊るけれど、自分の力量以上のことをやろうとしているように見える。

だからその点が気になる。

 

 

 

≪Ursula Lopez講評≫

  1 亀島知佐(ソレア)

ソレアの独特さと、その解釈の両方をちゃんと掴んでいる。

素質があるので、身体と足の使い方においてもっとリスクを取っていく(踏み込んで練習していく)べき。

ポジションとブラセオは良い。レマーテを強化する必要がある。

 

2  安田円(タラント)

 タラントの感覚をよく捉えているが、解釈の深さはさらに追求する必要がある。

全体としてよく踊れており、自分の踊りの中でリスクも取れている点は評価できる。

ポジションとブラセオも良い。

 

3 浅田麻衣子(アレグリアス)

 テクニックを強化する必要がある。踊りに深みが不足している。

ただし、取り組む姿勢(アクティトゥ)は良く、今後に期待できる。

 

4 芳賀紀江(タンゴ・デ・マラガ)

 非常に基礎的なレベルの踊りで、足と身体のテクニックが不足している。リスクが少なく、バランスも不安定な場面がある。

コンパスのトレーニングが必要。

 

5 向井佳美(カーニャ)

やや硬さが見られるとしても、バタとマントンの技術は良い。

全体としてカーニャの解釈は良いが、表現面・解釈面をさらに深める必要がある。現段階のレベルの中でも、もっとリスクを取るべき。

 

6 中谷美佳(ソレア)

 ソレアの解釈は良いが、やや基礎的な内容に留まっている。身体の使い方を強化し、踊りの内容でもっと踏み込む必要がある。レマーテも強化すること。

 

7 吉武萌(ソレア)

 ソレアの解釈が良く、バタとブラセオの技術も良い。

コンパスと足(特にレマーテ)をさらに鍛える必要がある。

 

8 高野舞子(ファルーカ)

 非常に個性的なファルーカの解釈で、自分のレベルの中でリスクを取っている点は評価できる。

身体と足のテクニックをさらに強化する必要がある。素質がある。

 

9 小林万希子(ソレア)

個性的なソレアの解釈。

全体的な完成度は良いが、ブラセオと身体の使い方をさらに深める必要がある。

 

10 関口知世(グアヒーラ)

 美しいグアヒーラの解釈。

コンパスと足の強化が必要。ブラセオとバタの技術は良い。踊りの中でもっとリスクを取るべき。

 

11. 横山和枝(シギリージャ)

シギリージャの解釈に深みが不足している。身体のテクニックを改善する必要がある。

足さばきは良いが、表現力が弱い。シギリージャ特有のスタイルを研究する必要がある。

 

12 太田早紀(アレグリアス)

 解釈に深みが不足している。足・回転・身体すべての技術を総合的に強化する必要がある。

バタ・デ・コーラの扱いは良い。

 

13 佐久間千秋(グアヒーラ)

 個性的で、リスクを取った踊りができている。身体のテクニックは良い。

サパテアードをさらに強化する必要がある。

非常に表現力がある。

 

14 阪根麻琴(ソレア)

 やや基礎的なソレアの解釈。

身体とサパテアードの技術を強化する必要がある。

踊りに対する姿勢は良い。

足のレマーテを強化すること。

 

 

≪石川慶子講評≫

 ①亀島知佐 ソレア

美しいソレア。体格を活かした伸びやかな踊り。

ただし軸がやや外に流れる瞬間があり、動きが身体の外側から始まっているため、上下動も見える。

フラメンコ特有の「内側からの圧力」をもう少し感じたい。

衣装は美しいが、蹴り幅やシージョの工夫でもっと広がりが出る可能性がある。

2歌後半は少し慌ただしかったかもしれない。

短いがブレリアは良い。

 

②安田円 タラント

踊りながら語れるタイプ。最後まで見せ切る力がある。フラメンコ特有の“狂気”を持っている。

ただ、ほんの少しでいいので後ろに乗る(重心を引く)ことで、さらに深みが出る。

 

③浅田麻衣子 アレグリアス

体格を活かした美しい踊りで、衣装との調和も良い。軸の安定、瞬きの多さ、肘と手先の意識が課題。

楽しんで踊っているのは良いが、 身体の内側から動けるようになると、質が変わる。

 

④芳賀紀江 タンゴ・デ・マラガ

手の表現が非常に美しい。エスコビージャのリズム感と音は優れている。

出や回転時にわずかな不安定さがあり、首の硬さも見える。

タンゴに入ってからの表情の変化は非常に良い。

 

⑤向井佳美 カーニャ

バタとマントンの色彩・調和が美しい。もう少し後ろ重心で踊ると良い。

花の色はバタに合わせた方が統一感が出る。マチョは良いが、ハケがやや早い印象。

 

⑥中谷美佳 ソレア

身体の内側で“うねる”感覚が非常に良い。2歌のジャマーダは特に優れている。

エスコビージャ冒頭はもう少し構築したい。途中の音の乱れが惜しい。

非常にフラメンカな資質がある。

 

⑦吉武萌 ソレア

高い集中力と、後ろのミュージシャンを引っ張るエネルギーがある。

バタは蹴るのではなく運ぶ意識を。

構成上、1歌とファルセータのつなぎがやや唐突。

踊り手は難しい立場(主役+全体を引き上げる役割)だが、それを担える段階に入り始めている。

 

⑧高野舞子 ファルーカ

前回から大きな成長が見える。努力が明確。ただしファルーカとしてはまだ技術不足。

膝下・肘下のコントロールを見直す必要がある。上半身で踊らず、下半身から踊る意識を持つこと。

 

⑨小林万希子 ソレア

重さと集中力がある。

ただ後ろから見るとそれが伝わらない。

内側には入れているが、外への指示が弱い。回転の精度に注意。

丁寧で堅実なソレアだが、 “爆発”が欲しい。

 

⑩関口知世 グアヒーラ

観客を楽しませようとする工夫(カンビオ、アバニコ等)は良い。

ただし、それを“こなすこと”に意識が向いてしまっている。

一つ一つの技をもっと味わい、観客に時間を渡すこと。

踊るとは何か/作品とは何かを再考する段階。

 

⑪横山和枝 シギリージャ

回転と、外側で踊らないことに注意。

シギリージャの重さはよく出ている。

マルティネーテを最後に置く意味を考える必要がある。

移動時に顔と身体の方向がずれる瞬間がある。

 

⑫太田早紀 アレグリアス

軸が一本通っていない。止まる強さ(静止の質)を作る必要がある。

 

⑬佐久間千秋 グアヒーラ

緩急が効いた素晴らしいグアヒーラ。

構成も良く、観客を十分に楽しませている。

 

⑭阪根麻琴 ソレア

形・衣装ともに美しいが、外側で踊っている印象。

ソレア特有の日本人的な“ウェットさ”がやや出ている。

ファルダの扱いは良い。

エスコビージャをさらに練る必要がある。

全体の印象が単調にならないよう注意。

 

 

11回「名古屋未来のフラメンココンクール」

 

レッスンで伸びる、発表会で伸びる、そしてコンクールでしか伸びないものもある。新人公演やマルワはまだまだだけど、何か目標を持って頑張りたい方。特にソロで踊りたい方が対象。今年もオンラインだからこその審査員をお願いしました!また、去年に引き続き『スペイン雑貨ARDILLA』さんにも賞品提供をいただきました!この機会をぜひ学びのチャンスにしてください。

 

◇審査基準:各審査員に一任。技術、フラメンコ性、表現力など、審査員がいいと思った人を独断と偏見で選びます。選ばれなかった人にも、全員に審査員の先生から講評が届きます。ぜひ今後の参考にしてください。

 

         ◇審査員Juan PolvilloMercedes de CordobaUrsula Lopez

石川慶子観客の皆様 

◇賞:

     優勝 ESTUDIO KEIKO6回生徒公演ソロ出演、個人3時間無料、クルシージョ無料

Juan Polvillo クルシージョ無料

石川慶子賞 クルシージョ無料、オープン3時間&個人1時間無料

Mercedes de Cordoba クルシージョ無料

Urusula Lopez クルシージョ無料

観客賞 レンタルスタジオFLAMINGO10時間無料

※すべての賞に「ARDILLA特選フラメンコグッズ」がついています

 

◇日程

2/22(日)参加申し込み締め切り ※希望者多数の場合は先着順

3/20(金)第11回名古屋未来のフラメンココンクール19:00開演予定

3/21(土)第11回名古屋未来のフラメンココンクール15:00開演予定

3/22(日)~4/4(土)映像公開・投票

4/5(日)21:00 HPにて結果発表

 

◇会場

MI PATIO(名古屋市千種区神田町5-4スタジオMARZO3階)

限定60名 5,500円 二日通し券9,000

※両日ともJuan Polvillo審査委員長のエキシビジョンがあります

 

 

◇オフィシャルアーティスト

石井奏碧、SHIN

 

◇参加費 ¥15,000 (オフィシャルアーティストは別途20,000円) 

 

◇自由曲1曲(7分以内)

今年もリモート参加可能!

リモート参加可能になりました
参加費15,000円
撮影方法ー固定カメラ1台、照明は色の指定は特にありませんが、最初から最後まで同じ色、調光は無しでお願いします。
また、編集は一切しない状態でお願いします。