コンクールでしか伸びないもの。フラメンコは人と競うものではないから、今いる場所から自分で一つ一つ進んでいくために、このコンクールを利用してほしい。いつもフアンが言うように、ここに参加したこと自体がそれぞれの賞でありますように!
優勝 13番 佐久間千秋
Juan Polvillo賞 2 番 安田円
Mercedes de Cordoba賞 7番 吉武萌
Ursula Lopez賞 8番 高野舞子
石川慶子賞 1番 亀島知佐(クラス)/6番 中谷美佳(グッズ)
観客賞 6番 中谷美佳
→投票は締め切られましたが、視聴は4月末まで可能です。配信の申し込みはこちらから
≪JUAN POLVILLO講評≫
1 亀島知佐 ソレア
足さばきが良い。回転も良く、コンパスもしっかりしている
腰と肩の使い方をさらに練習する必要がある
2 安田円 タラント
身体のポジションが良い。回転が良い。コンパスが安定している
足のニュアンスをさらに磨き、腰と肩の使い方を強化する必要がある
3 浅田麻衣子 アレグリアス
回転の精度を上げる必要がある。サパテアードをもっと鍛える必要がある
4 芳賀紀江
腕の使い方が良い。コンパスが良い
回転を改善する必要がある。踊りの中での表現をもっと出す必要がある
5 向井佳美
マントンの扱いが良い。バタ・デ・コーラも良い
足さばきをもっとクリアにする必要がある。ニュアンスをさらに深める必要がある
6 中谷美佳
コンパスが良い。表現・解釈が良い。とてもフラメンコらしさがある
足のニュアンスをさらに細かく出す必要がある
7 吉武萌
腕が良い。落ち着き(テンプレ)を持って踊れている。コンパスが良い
バタ・デ・コーラをさらに鍛える必要がある。サパテアードのニュアンスを深める必要がある
8 高野舞子
ポジションは良い。コンパスも良い
全体的にニュアンスをさらに出す必要がある。回転はもっと力強さとバランスが必要
9 小林万希子
コンパスが良い
腰と肩をさらに使えるようにし、より表現力を高める必要がある
10 関口知世
バタ・デ・コーラは良い。アバニコの動きも良い
締め(シエレ)をもっと強くする必要がある。肩と腰を鍛える必要がある
サパテアードはクリアにする練習を。
11 横山和枝
コンパスは良い。
身体全体の使い方を強化する必要がある。肩と腰の使い方が課題。回転を鍛える必要がある
12 太田早紀
踊る姿勢(態度)は良い
バタ・デ・コーラの力強さを向上させる必要がある。マントンのコントロールを改善する必要がある。足さばきをクリアにする必要がある
13 佐久間千秋
ポジションが良い。アバニコが良く、踊りに対する姿勢も良い。非常によくコントロールできている。回転も良い。コンパスも良い
足の踏み込み(地に足をつける感覚)をもう少し強化するとさらに良くなる
14 阪根麻琴
ブレリアは良い。
足さばきをさらにクリアにする必要がある。腰と肩をさらに使う必要がある
≪Mercedes de Cordoba講評≫
※ご多忙のため、まだ全員分ではありません。追って追加していきます。
もう一度見直しました。間違った判断をしたくなかったので、これで3回目です。
マキコ、モエ、チサ、ツブラ、それぞれに課題はあるけれど、自分が何をしているかは分かっている踊り手たちです。
特別賞について(モエ)
私の特別賞はモエ・ヨシタケに。
バタ・デ・コーラを選んだのは正直あまり合っていなかったと思う。彼女はバタのための踊りではないから。
でも、バタなしなら確実にもっと良く踊れるし、力もあるのは分かっている。選択を間違えることは誰にでもある。
それでも、彼女の踊り方(フォーム/スタイル)が好き。
だから私の賞はモエに。
ただし、バタはもっとしっかりしたものを使うべき。今のものは平面的すぎて、それで動きが混乱している。バタなしの方が良く踊れている。
もっと練習は必要だけど、惹かれる何かを持っている。
チサについて
チサはとても可能性がある。
ただ、彼女のキャラクターや踊りのスタイルに対して、ソレアが最も合っているパロだとは思わない。
とても繊細でエレガントだけど、ソレアに必要な“重さ(ペソ)”が少し足りない。
だからそう感じた。
マキコについて
マキコは、自分の能力以上のことをやろうとしない点が良い。コントロールされているのが分かる。
ただ、もう少し感情(エモーション)が必要。(緊張はマイナスに働いている)
でも、無理をしないという姿勢は踊りに対するリスペクトの一つの形で、そこは評価している。
ツブラについて
ツブラは上手に踊るけれど、自分の力量以上のことをやろうとしているように見える。
だからその点が気になる。
≪Ursula Lopez講評≫
1 亀島知佐(ソレア)
ソレアの独特さと、その解釈の両方をちゃんと掴んでいる。
素質があるので、身体と足の使い方においてもっとリスクを取っていく(踏み込んで練習していく)べき。
ポジションとブラセオは良い。レマーテを強化する必要がある。
2 安田円(タラント)
タラントの感覚をよく捉えているが、解釈の深さはさらに追求する必要がある。
全体としてよく踊れており、自分の踊りの中でリスクも取れている点は評価できる。
ポジションとブラセオも良い。
3 浅田麻衣子(アレグリアス)
テクニックを強化する必要がある。踊りに深みが不足している。
ただし、取り組む姿勢(アクティトゥ)は良く、今後に期待できる。
4 芳賀紀江(タンゴ・デ・マラガ)
非常に基礎的なレベルの踊りで、足と身体のテクニックが不足している。リスクが少なく、バランスも不安定な場面がある。
コンパスのトレーニングが必要。
5 向井佳美(カーニャ)
やや硬さが見られるとしても、バタとマントンの技術は良い。
全体としてカーニャの解釈は良いが、表現面・解釈面をさらに深める必要がある。現段階のレベルの中でも、もっとリスクを取るべき。
6 中谷美佳(ソレア)
ソレアの解釈は良いが、やや基礎的な内容に留まっている。身体の使い方を強化し、踊りの内容でもっと踏み込む必要がある。レマーテも強化すること。
7 吉武萌(ソレア)
ソレアの解釈が良く、バタとブラセオの技術も良い。
コンパスと足(特にレマーテ)をさらに鍛える必要がある。
8 高野舞子(ファルーカ)
非常に個性的なファルーカの解釈で、自分のレベルの中でリスクを取っている点は評価できる。
身体と足のテクニックをさらに強化する必要がある。素質がある。
9 小林万希子(ソレア)
個性的なソレアの解釈。
全体的な完成度は良いが、ブラセオと身体の使い方をさらに深める必要がある。
10 関口知世(グアヒーラ)
美しいグアヒーラの解釈。
コンパスと足の強化が必要。ブラセオとバタの技術は良い。踊りの中でもっとリスクを取るべき。
11. 横山和枝(シギリージャ)
シギリージャの解釈に深みが不足している。身体のテクニックを改善する必要がある。
足さばきは良いが、表現力が弱い。シギリージャ特有のスタイルを研究する必要がある。
12 太田早紀(アレグリアス)
解釈に深みが不足している。足・回転・身体すべての技術を総合的に強化する必要がある。
バタ・デ・コーラの扱いは良い。
13 佐久間千秋(グアヒーラ)
個性的で、リスクを取った踊りができている。身体のテクニックは良い。
サパテアードをさらに強化する必要がある。
非常に表現力がある。
14 阪根麻琴(ソレア)
やや基礎的なソレアの解釈。
身体とサパテアードの技術を強化する必要がある。
踊りに対する姿勢は良い。
足のレマーテを強化すること。
≪石川慶子講評≫
①亀島知佐 ソレア
美しいソレア。体格を活かした伸びやかな踊り。
ただし軸がやや外に流れる瞬間があり、動きが身体の外側から始まっているため、上下動も見える。
フラメンコ特有の「内側からの圧力」をもう少し感じたい。
衣装は美しいが、蹴り幅やシージョの工夫でもっと広がりが出る可能性がある。
2歌後半は少し慌ただしかったかもしれない。
短いがブレリアは良い。
②安田円 タラント
踊りながら語れるタイプ。最後まで見せ切る力がある。フラメンコ特有の“狂気”を持っている。
ただ、ほんの少しでいいので後ろに乗る(重心を引く)ことで、さらに深みが出る。
③浅田麻衣子 アレグリアス
体格を活かした美しい踊りで、衣装との調和も良い。軸の安定、瞬きの多さ、肘と手先の意識が課題。
楽しんで踊っているのは良いが、 身体の内側から動けるようになると、質が変わる。
④芳賀紀江 タンゴ・デ・マラガ
手の表現が非常に美しい。エスコビージャのリズム感と音は優れている。
出や回転時にわずかな不安定さがあり、首の硬さも見える。
タンゴに入ってからの表情の変化は非常に良い。
⑤向井佳美 カーニャ
バタとマントンの色彩・調和が美しい。もう少し後ろ重心で踊ると良い。
花の色はバタに合わせた方が統一感が出る。マチョは良いが、ハケがやや早い印象。
⑥中谷美佳 ソレア
身体の内側で“うねる”感覚が非常に良い。2歌のジャマーダは特に優れている。
エスコビージャ冒頭はもう少し構築したい。途中の音の乱れが惜しい。
非常にフラメンカな資質がある。
⑦吉武萌 ソレア
高い集中力と、後ろのミュージシャンを引っ張るエネルギーがある。
バタは蹴るのではなく運ぶ意識を。
構成上、1歌とファルセータのつなぎがやや唐突。
踊り手は難しい立場(主役+全体を引き上げる役割)だが、それを担える段階に入り始めている。
⑧高野舞子 ファルーカ
前回から大きな成長が見える。努力が明確。ただしファルーカとしてはまだ技術不足。
膝下・肘下のコントロールを見直す必要がある。上半身で踊らず、下半身から踊る意識を持つこと。
⑨小林万希子 ソレア
重さと集中力がある。
ただ後ろから見るとそれが伝わらない。
内側には入れているが、外への指示が弱い。回転の精度に注意。
丁寧で堅実なソレアだが、 “爆発”が欲しい。
⑩関口知世 グアヒーラ
観客を楽しませようとする工夫(カンビオ、アバニコ等)は良い。
ただし、それを“こなすこと”に意識が向いてしまっている。
一つ一つの技をもっと味わい、観客に時間を渡すこと。
踊るとは何か/作品とは何かを再考する段階。
⑪横山和枝 シギリージャ
回転と、外側で踊らないことに注意。
シギリージャの重さはよく出ている。
マルティネーテを最後に置く意味を考える必要がある。
移動時に顔と身体の方向がずれる瞬間がある。
⑫太田早紀 アレグリアス
軸が一本通っていない。止まる強さ(静止の質)を作る必要がある。
⑬佐久間千秋 グアヒーラ
緩急が効いた素晴らしいグアヒーラ。
構成も良く、観客を十分に楽しませている。
⑭阪根麻琴 ソレア
形・衣装ともに美しいが、外側で踊っている印象。
ソレア特有の日本人的な“ウェットさ”がやや出ている。
ファルダの扱いは良い。
エスコビージャをさらに練る必要がある。
全体の印象が単調にならないよう注意。
第11回「名古屋未来のフラメンココンクール」
レッスンで伸びる、発表会で伸びる、そしてコンクールでしか伸びないものもある。新人公演やマルワはまだまだだけど、何か目標を持って頑張りたい方。特にソロで踊りたい方が対象。今年もオンラインだからこその審査員をお願いしました!また、去年に引き続き『スペイン雑貨ARDILLA』さんにも賞品提供をいただきました!この機会をぜひ学びのチャンスにしてください。
◇審査基準:各審査員に一任。技術、フラメンコ性、表現力など、審査員がいいと思った人を独断と偏見で選びます。選ばれなかった人にも、全員に審査員の先生から講評が届きます。ぜひ今後の参考にしてください。
◇審査員:Juan Polvillo、Mercedes de Cordoba、Ursula Lopez、
石川慶子、観客の皆様
◇賞:
優勝 ESTUDIO KEIKO第6回生徒公演ソロ出演、個人3時間無料、クルシージョ無料
Juan Polvillo賞 クルシージョ無料
石川慶子賞 クルシージョ無料、オープン3時間&個人1時間無料
Mercedes de Cordoba賞 クルシージョ無料
Urusula Lopez賞 クルシージョ無料
観客賞 レンタルスタジオFLAMINGO10時間無料
※すべての賞に「ARDILLA特選フラメンコグッズ」がついています
◇日程
2/22(日)参加申し込み締め切り ※希望者多数の場合は先着順
3/20(金)第11回名古屋未来のフラメンココンクール19:00開演予定
3/21(土)第11回名古屋未来のフラメンココンクール15:00開演予定
3/22(日)~4/4(土)映像公開・投票
4/5(日)21:00 HPにて結果発表
◇会場
MI PATIO(名古屋市千種区神田町5-4スタジオMARZO3階)
限定60名 5,500円 二日通し券9,000円
※両日ともJuan Polvillo審査委員長のエキシビジョンがあります
◇オフィシャルアーティスト
石井奏碧、SHIN
◇参加費 ¥15,000 (オフィシャルアーティストは別途20,000円)
◇自由曲1曲(7分以内)