第3回(2018年)審査結果&講評

コンクールでしか伸びないもの。フラメンコは人と競うものではないから、今いる場所から自分で一つ一つ進んでいくために、このコンクールを利用してほしい。終演後フアンが言ったように、ここで踊ったということ自体がそれぞれの賞でありますように。。。

 

優勝    5番 高嶋裕美

Juan Polvillo賞    2番 石黒裕子

         1番 都竹佐衣子  

宇根由佳賞          1番 都竹佐衣子 

内田好美賞           該当者なし 

石川慶子賞           6番 宮崎美香

観客賞                   5番 高嶋裕美

 

≪宇根由佳講評≫

  1.Saiko さん Solea

①出だしの緊張感、集中力が素晴らしい。舞台にかける思いが冒頭から伝わった。
②シメるところを筋肉ではなくお腹でシメたほうが良い。シメが抜けてしまうのはその後に続くコンパスが感じられないから。
④レマーテ前に力むせいか、流れている空気から遅れがちになる。
⑤表現の方向性が表になってしまっている。内に向かわないと外には表現できないばかりか、体を痛めてしまう恐れあり。
⑥フエルサとペジスコがある。
⑦マルカールの深さが良い。

2.Yukoさん Taranto
①腰が(尾てい骨)こそが身体の軸を司るのに、主に抜けてしまっているのが勿体ない。定まればもっとダイナミックに表現ができる。
②呼吸とマルカールは「流れ」が欲しいのだけれど、主に「点」で踊っているようにみえた。
③フエルサあり。
④集中力がとても良く、観客を楽しませ惹きつける空気が読め増して行った。
⑤タコンが抜けやすい。
⑥指と指の間、指の股にこそ出先を美しく説得力のある使い方ができるヒントが詰まっている。
⑦タンゴのノリがとても良かった。(特にこれはとても難しい事なので感心しました)

3.Keikoさん Tango de Malaga
①大地のような大きなアイレが良い。
②首が揺れるので不安定に見える。
③シメのコンパスが各ポイントでゆるくなる。
④軸が強化できると飛躍的に伸びるとおもわれる。
⑤足の総合的な強化と改善を。
⑥タンゴのノリが良く、爆発力もある。
⑦アグアンタールの要素がもっともっと必要。
⑧ふとしたきっかけでとても魅力が増すと思いました。

4.Harukaさん  Solea
①フエルサあり。
②コンパス感の総合的な底上げを。
③冒頭のパルマのシーンで全て決まると言っても過言ではないので、もっともっと根を掘り下げる。
④シメが抜けてしまう。
⑤て足の筋肉で踊るのではなくお腹の中に石炭が燃えているイメージで。軸も強化。
⑥ひたむきさが魅力。
⑦表現が全て外側に行っているので身体を痛めてしまいそう。全ては内側に向かってこそ大きな表現につながる。
⑧フラメンコ的フエルサと力む強さは別。
⑨ブレリアの表現強化。
⑩ペジスコあり。

5.Hiromiさん Taranto
①伸びやかで大きな良さがある。
②舞台の使い方、空気の回し方が良い。
③身体の表現が良い分、タラントの各レマーテ(カイーダ)がことごとく抜け気味だったのが勿体ない。サパテアードの強化と改善を。
④独特の魅力的なアイレあり。
⑤軸が安定している。
⑥レマーテが心配だったが、エスコビージャの雰囲気はとても良かった。
⑦タンゴのノリがあり最後まで集中が切れなかった。

6.Mikaさん Siguiriya
①フエルサがある。
②走りやすいのが勿体ない。
③難易度の高い振付にチャレンジする勇気が素晴らしい、でもシギリージャのノリを、マルカールをもっと大切に。
④周りの空気で踊っていないせいか、走ったり、力んでもたついたりするコンパスが度々あった。
⑤何もない「間」が、我慢して表現できるか?こそがフラメンコだと思います。
⑥客席にエネルギーが流れてこないのが勿体ない。
⑦マチョの間は更に大切に。
⑧サパテアードの音がしてとても良かったです。

≪内田好美講評≫

Saiko Tsuzuku
足の音がしっかりしている。顔の表情もでていて踊りと合わせて表現できていたと思う。
上半身の動きをもっと使うと踊りに深みがでる。ブラソとマノをさいこさんが感じるまま動けるととてもよくなると思う。
1番で緊張していたと思うが、踊ってるときはバックの音楽にのって楽しんでもらえたら嬉しい😊

Yuko Ishiguro
緊張しているけれど、笑顔も見えて良かったと思う。身体が華奢なので小さいスペースでも端から端まで大胆に動き回る時間があっても良いと思う。
ファルダの持ち方、持っているときの自分の姿を研究すると踊りの魅せ方が変わってくる。

Keiko Natsu
表情もよく、踊ることを楽しんでいるように見えた。
踊りの中でのインパクトが後半少し足りなくなってしまった気がする。最後の最後まで観客の目を離さない集中力をもてると素敵なバイラオーラになれると思う。

Haruka Nakano
ソレアが伝わってきた。後半のブレリアをもっと爆発させてもよいと思う。
ファルダの持ち方、持っているときの自分の姿を研究すると踊りの魅せ方が変わってくる。

Hiromi Takashima
衣装でまず魅せ、自信に満ち溢れた表情が印象的だった。構成もまとまっていて、楽しんで踊っているように見えた。
これからは自分の色を探して踊りを表現していくと自分の唯一の踊りが踊れるようになると思う。

Mika Miyazaki
シギリージャをもっともっと深く踊りこむともっともっとよくなる。
サパテアードひとつ、ジャマーダひとつ、なぜそれが必要なのか、どこへ向かうのかを考えて踊りと向き合うと踊り方が少し変わってくると思う。

≪石川慶子講評≫

三回目を迎え、再挑戦してくれる人も増え、本当にうれしい。出場者の挑戦に対する敬意をこめ、コンクール前5日間でフアンに習ったアレグリアスをソレア・ポル・ブレリアに変えて踊った。出場者から私もエネルギーをもらっています。ありがとう!

 

①都竹佐衣子(ソレア)

繊細な美しさがある。が、少し線が細すぎるか。また、化粧のせいなのか、表情がいつも同じに見えてしまう。ソレアの不可逆的な物語性をもっと感じたい。去り際は最後まで美しく!

 

②石黒裕子(タラント)

昨年からの伸びは素晴らしい!フラメンコに専念し没頭したエネルギーを見ることができた。また、ギターをオフィシャルアーティストでなく自分で招聘したおかげで、ギターと足の掛け合いはさすがだった。今後は引き付ける力を重点的に。何を踊るのか。

 

③那須敬子(タンゴ・デ・マラガ)

小さい音でも足の音がクリアだった。大柄な身体を生かし、また内面まで透けて見えるような踊りに好感が持てた。タンゴのノリもよい。

お尻が後ろに抜ける瞬間がある。タコンと化粧を再考してほしい。

 

④中尾春香(ソレア)

個性的なソレア。最初は違和感があるが、コンパス感のおかげでだんだん癖になってくる不思議さ。個性と嫌味の中間。

この味を失わないようにしながら、「一人で踊らない」ということを追及してほしい。あなたの周りにはたくさんの人がいます。

 

⑤高嶋裕美(タラント)※優勝に推薦

最初のジャマーダに失敗し、失速するかと思ったが、気を立て直し、情感深く伸び伸びと踊り切った。衣装も美しく、また化粧もChacottさんで事前に行ってくるなど、丁寧な準備に好感が持てる。タンゴの入りは再考が必要。

 

⑥宮崎美香(シギリージャ)※石川慶子賞に選抜

前半のゆっくりな歌中に音に遅れる。また後半のマチョのスピードが足りない。しかし、中盤のエスコビージャからタパオなどはギターやパルマよりも音を先取りし、リズミカルで楽しい。リズムコントロールとシギリージャの鋭さを。

第三回「未来のフラメンココンクール」×ライブ「PRINCIPITO vol.4」

2018.2.11()

 

1800開場 1830開演

 

限定80名 ¥4,500

第一部 1830

 第三回「名古屋未来のフラメンココンクール」

 レッスンで伸びる、発表会で伸びる、そしてコンクールでしか伸びないものもある。新人公演やマルワは無理だけど、何か目標を持って頑張りたい方。特に、ソロで踊りたい方が対象。

 

◇審査基準:各審査員に一任。技術、フラメンコ性、表現力など、審査員がいいと思った人を独断と偏見で選びます。選ばれなかった人にも、全員に審査員の先生から講評が届きます。ぜひ今後の参考にしてください。

 

 ◇審査員:Juan Polvillo、石川慶子、内田好美、宇根由佳、観客の皆さま 

 

◇賞:

優勝 ESUDIO KEIKO3回生徒公演ソロ出演+個人3時間無料

 

Juan Polvillo クルシージョ無料受講

石川慶子賞 オープンクラス3時間無料+個人2時間無料

内田好美賞 個人レッスン無料 

   宇根由佳賞 個人レッスン無料 

 観客賞   特選フラメンコグッズ

 

◇参加費 ¥10,000+チケット10

(オフィシャルアーティストを申し込む場合は別途エンサジョ代)

 

                                 ◇自由曲1曲(7分以内)。CD、テープ等による参加は認められ                                  ません。

 

◇参加申し込み 090-9906-6533(石川)、EstudioKeiko2012@gmail.com